株式会社OSPホールディングス

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2023年3月28日

OSPグループ 松口奨学会

~ウクライナの現状とともに、平和へのメッセージを届けたい~
神戸学院大学 岡部芳彦教授とナディア・ゴラル客員教授による
講演会「本当のウクライナ−過去、現在、未来−」を開催

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シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールまでをワンストップで製造する大阪シーリング印刷株式会社を中核とするOSPグループ (本社:大阪市天王寺区、代表取締役社長:松口 正)と、公益財団法人 松口奨学会(所在地:大阪市天王寺区、理事長:松口 正)は、2023年3月24日(金)に神⼾学院⼤学の岡部芳彦教授(経済学博⼠、歴史学博⼠ 以下、岡部教授)と、ナディア・ゴラル客員教授による、講演会「本当のウクライナ−過去、現在、未来−」を開催しました。

講演会「本当のウクライナ−過去、現在、未来−」
講演会「本当のウクライナ−過去、現在、未来−」

開催目的

この度の講演会は、ロシアによるウクライナ侵攻から一年が過ぎた今、世界で起きている現状をより多くの方に知っていただく機会を作るとともに、平和の大切さを改めて考えたいという想いから実施しました。
ウクライナ事情に精通したお二人に同国の情勢をお話していただきました。

講演会「本当のウクライナ−過去、現在、未来−」について

日時:2023年3⽉24⽇(⾦)18時~
場所:ニューオーサカホテル3階「淀の間」(大阪市淀川区)
開催:OSPグループ、公益財団法人松口奨学会
参加:OSP関係者・取引先、松口奨学会の奨学生など約170名

講師

神戸学院大学/岡部芳彦 教授(経済学博⼠、歴史学博⼠)

神戸学院大学経済学部教授、国際交流センター所長、ウクライナ研究会の会長であり、長きに亘りウクライナの政治、経済、社会、環境に関する研究をされています。ウクライナに関する22の論文発表や同国へ35回以上訪問し要人と交流を深めるなど、精力的な取り組みにより、ウクライナ内閣名誉章、ウクライナ国立農業科学アカデミー外国人会員、ウクライナ最高会議章を受賞。

神戸学院大学/ナディア・ゴラル客員教授

ウクライナ出身で、母国の大学で日本語教師を務められたのち、現在は神戸学院大学でウクライナの言葉や文化を教えられています。

講演内容

開演にあたり、岡部教授の呼びかけでこの度の戦争で奪われた数多くの尊い命へ哀悼の意をささげ、 参加者全員で黙祷を行ったのち講演会が始まりました。
講演ではウクライナの文化、日本との共通点、ゼレンスキー大統領や外相との交流のエピソードのほか、ロシアによるウクライナなど周辺国へのガス資源供給の中止や再開といった圧迫、「ウクライナとロシアはもともと一体である」など、プーチンの“妄想の歴史観”が戦争の大きな背景にあるとの見解を述べられました。
ナディア・ゴラル客員教授はロシアによる侵攻開始時はウクライナで生活をされていましたが、戦争の足音が近づいてきたため、親族からの強い勧めもあり国を逃れ昨年来日されました。
その道中で行先がなく途方に暮れている避難民や戦車を見た時の衝撃など、生々しい経験を当時の心情とともに語られました。
締めくくりの言葉として「ウクライナは疲れています。応援が必要なのでこれからもよろしくお願いします。」と結ばれました。

岡部教授、ゴラル客員教授と学生との交流

若者の国際感覚を磨き、平和貢献の志を高めたいという願いもあり、公益財団法人松口奨学会の 奨学生17名を講演会に招待しました。
また、講演会後に学生と岡部・ゴラル両教授との直接対話する場も設けました。
学生から両教授へ「今の若者に伝えたいことは何ですか?」 「人生をかけるほどの研究に出会ったいきさつは?」 「他人にはない、自分にしかできない強みをどのように伸ばしてきましたか?」「戦争の行方は?終結のめどは?」「ウクライナに対し国際社会は何をすべきですか?」など、活発に質問が行われました。
その回答に学生は目を輝かせながら聞き入っていました。
将来を担う学生に平和について考える場とともに、自分自身と向き合うかけがえのない機会を提供することもできました。

■OSPホールディングス 会社概要

  • 社名:株式会社OSPホールディングス
  • 所在地:大阪府大阪市天王寺区味原本町6-8
  • 代表者:松口 正
  • 設立:1969年
  • 事業内容:当該企業グループの経営企画・管理並びにそれらに付帯する業務
  • URLhttps://www.osp-group.jp

OSPグループは、1927年に創業した計15社(国内9社・海外6社)を展開する総合パッケージ企業で、食品流通を主とした社会インフラの使命を果たすために全国18ヵ所に生産拠点を置いています。創業以来、顧客ニーズや社会環境など時代の変化に対応して事業範囲を拡大してまいりました。現在では、シール・ラベル、フィルム、紙器パッケージ、販促物の企画・デザイン、製造を通じて、社会とお客さまの生活を豊かにする製品やサービスを提供しています。また、高品質かつ安定供給を実現するために、グループ内で資材調達、シール・ラベルの印刷用原紙や印刷周辺機器の開発・製造、ラベリングシステムの設計、研究開発に至るまで多岐にわたり展開しています。

■公益財団法人 松口奨学会概要

  • 所在地:大阪府大阪市天王寺区小橋町1-11
  • 代表者:松口 正
  • 設立:2012年6月(2014年公益認定)
  • 事業目的 :東南・東アジア並びに我が国において広く育英事業を行い、 世界の平和と繁栄並びに文化の向上に寄与する国内外の人材を育成することを目的としています。
  • URLhttps://www.matsuguchi-sf.or.jp/

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