■ローンチセレモニーについて

新製品「L-5034」の世界発売を正式発表しました。L-4000シリーズの発売以来、エプソンはラベル印刷市場において水性顔料インクジェット印刷によるソリューションビジネスに取り組み、その独自の強みを活かし、多品種・小ロット印刷において、生産効率の向上と短納期を実現。今回、高画質と高速化の両立で、高付加価印刷が可能な新製品をローンチしました。

■大阪シーリング印刷のデジタル印刷機導入への取組み

弊社ではSurePressの導入を進めており、現在は4箇所の工場で40台が稼働中。最近では、自社製の後加工機と連結することで、自動化も実現。今回の新製品「L-5034」については、テストランの段階から関与した。今後は本新製品も活用して、弊社工場で印刷の品質を高めながら自動化をより図っていきたい。

■「SurePress」積極的に導入する理由

• ・インキやヘッド、ソフトウェアまで自社で開発・製造されており、一貫した技術をトータルで保持していること。
• ・弊社製造の基材や自社のカラーファインダーへのカラーマッチング、ソフトウェアの開発についても協働して取り組むことができること。
• ・国内メーカーということでメンテナンスなどが迅速かつ柔軟なこと。
• ・UVデジタル印刷独特のテカリがなく自然な風合いに仕上がることも魅力です。
  →弊社は、アナログが多くデジタル印刷へ移行するにあたって、自然な仕上がりを重視しています。
• ・水性インキでほぼにおいがないため、食品向けの印刷としてにおい軽減のメリット。
  →弊社は食品用ラベルを数多く製造しており、印刷用インキのにおいがお客さまの商品に影響を与えないことを重視しています。
• ・夜間に無人稼働させることで、効率的に多品種・小ロットで対応できること。

■これまでのセイコーエプソン・エプソン販売との取組み

大阪シーリング印刷は、2017年に「OSP版インダストリー4.0」実現に向けて、セイコーエプソンとエプソン販売の3社共同で印刷自動化検討チームを発足しました。その後、大阪シーリング印刷がデジタル印刷向けワークフローと生産情報管理システムを開発し、その情報での自動印刷やカラーマッチング、また加工情報の同時印刷など、大阪シーリング印刷の生産体制に応じたカスタマイズをセイコーエプソンとエプソン販売に実施いただきました。今回、発売される新機は多品種・小ロット印刷において、生産効率の向上と短納期を実現させ、コストを抑えながら高画質印刷が可能なデジタルラベル印刷機です。

■展示会概要

• 名称：ラベルエキスポヨーロッパ2025

• 開催期間：2025年9月16日(火)～9月19日(金)

• 開催国：スペイン

• 会場：フィラ・バルセロナ・グランビア

• 主催：英・インフォーママーケッツ

• URL：https://www.labelexpo-europe.com/