2025年11月7日
OSPグループ
“誰もが活躍できる職場”を目指すOSPハートフルから世界へ
職場の支援と仲間のエールを励みに
社内初!OSPグループ社員がデフリンピックに出場
- OSPハートフル株式会社
- プレスリリース
OSPグループの特例子会社であるOSPハートフル株式会社(本社:大阪市天王寺区、代表取締役社長:那須 元樹)の社員藪野英選手が、11月15日~26日に開催される東京2025デフリンピックのバレーボール種目に出場します。
障がいをもつ社員が多く在籍するOSPハートフルでは、「障がいへの配慮はするが、遠慮はしない」をモットーに掲げています。一人一人の個性と能力を最大限活かしつつ、“誰もが活躍できる”職場環境を整えるために、独自の取組みを進めています。それに加え、藪野選手が世界大会に挑むにあたり、競技に集中できるように勤務体系の調整などもし、藪野選手の活躍を応援しています。

■出場選手紹介
氏名:藪野 英(やぶのえい)
年齢:23歳
出身地:大阪府
出場種目:バレーボール(男子)
ポジション:アウトサイドヒッター
エピソード:
中学1年生の時、ろう学校でバレーボールに出会った藪野選手。健聴者との試合で大敗した時、対戦相手からかけられた「聞こえないのによく頑張ったね」という言葉に悔しさを感じ、それまで以上に熱量を上げて競技に向き合うようになりました。その努力が実り、昨年初めて日本代表として世界大会に出場。「デフバレーボール世界選手権2024」で6位の成績を収めました。代表チームでも、職場でも持ち前の明るさで周囲を盛り上げるムードメーカーです。
コメント:
社内では、健聴者を含め手話が共通言語として使われています。ここまで障がいに理解があり、楽しく仕事できるところは少ないです。職場をはじめ、多くのみなさんがサポートしてくれることがありがたいです。今大会は日本初開催ということもあり、絶対に勝ちたいです。メダルを持ち帰って、恩返ししたいです。
■“誰もが活躍できる職場”づくり
OSPハートフルでは障がいの有無に関わらず“誰もが活躍できる職場”を目指して、環境整備を進めています。その取組みが従業員の安心につながり、直近3年の従業員定着率は100%となりました。
【取組み例】
・従業員全員での手話勉強会を定期的に実施
・作業スキルを可視化したスキルシートの作成
・力仕事の削減や、動線見直しなどによる身体への負担軽減
・出勤時の体調と気分のチェックによる従業員の状態把握
■藪野選手への特別なサポート
代表合宿が始まる大会約1か月前から大会終了まで連続した特別休暇を付与。通常時も、仕事終わりの練習に参加できるように残業を抑えるサポート体制を組んでいます。日本代表として藪野選手が競技でも仕事でも活躍できる職場環境を整えることで、応援しています。
■東京2025デフリンピック大会概要
国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催する、耳が「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」です。100周年を迎える今年は日本で初開催されます。
日程:2025年11月15日~11月26日
参加国:70~80か国・地域
参加人数:約6,000名(選手約3,000名)
競技数:21競技
■バレーボール種目概要
各種目には視覚で情報を伝えるためのさまざまな工夫が施されています。藪野選手が出場するバレーボールでは、審判がハンドサインを出したり、ネットを揺らしたりして選手にアウトやタッチネットなどの判定を伝えます。
日程:11月16日~11月25日
会場:
駒沢オリンピック公園総合運動場体育館
(住所:東京都世田谷区駒沢公園1-1)
■OSPハートフル株式会社について
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従業員数:48名
うち障がい者29名(聴覚障がい20名、精神障がい5名、知的障がい4名)
※主な認定と受賞 -
・厚生労働省「障害者雇用に関する優良な中小事業主に対する認定制度(もにす認定制度)」取得(令和4年度)
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・「大阪府ハートフル企業顕彰」ハートフル企業教育貢献賞受賞(令和4年度)/ハートフル企業チャレンジ応援賞受賞(令和6年度)」
■OSPハートフル株式会社 会社概要
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社名:OSPハートフル株式会社(特例子会社)
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所在地:大阪市天王寺区味原町13-21 OSP味原ビル
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代表者:那須 元樹
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創業:2019年
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事業内容:印刷物の版の管理・製造、事務・軽作業の受託業。
■OSPホールディングス 会社概要
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社名:株式会社OSPホールディングス
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所在地:大阪府大阪市天王寺区味原本町6-8
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代表者:松口 正
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設立:1969年
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事業内容:当該企業グループの経営企画・管理並びにそれらに付帯する業務
OSPグループは、計16社(国内9社・海外7社)を展開する総合パッケージグループで、食品流通を主とした社会インフラの使命を果たすために全国18ヵ所に生産拠点を置いています。グループ会社の1社である大阪シーリング印刷株式会社は、創業1927年以来、顧客ニーズや社会環境など時代の変化に対応して事業範囲を拡大してまいりました。現在では、シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促物の企画・デザイン、製造を通じて、社会とお客さまの生活を豊かにする製品やサービスを提供しています。また、高品質かつ安定供給を実現するために、グループ内で資材調達、シール・ラベルの印刷用原紙や印刷周辺機器の開発・製造、ラベリングシステムの設計、研究開発に至るまで多岐にわたり展開しています。
