■学生の声　～プロジェクト開始から商品案決定まで～

2年前は商品化に至らず悔しい気持ちがあったので、今回は必ず商品化させるという気持ちで参加し、「多くの方に使っていただける商品」をテーマに開始しました。ポーチ、サコッシュ、巾着袋の3候補が挙がった後は難航し、以前から交流があった大阪シーリング印刷さんに相談したところ、福祉施設をご紹介いただきました。施設の方より「障がいのある方は障がい者手帳を携帯されている」と聞き、手帳入れになるポーチに決めました。定期や小物入れにも使用できるサイズで、鞄の中で探さなくて済むようにカラナビを付けて利便性も考慮しました。

■学生の声　～コミュニケーションの重要性～

全てが初めてのことばかりで手探りで進めていくなかで、ターゲット層の設定など企画に苦労しました。特に企業や福祉施設の皆さんとの距離感をつかむことが難しかったです。福祉施設の障がいがある方と接することも初めてで、どのようにコミュニケーションを取ってよいか分からず戸惑っていました。また、自分たちの意見をどこまで主張してよいかも分からず遠慮していました。何度か直接お会いするうちに、顔見知りになり“心の壁”がなくなっていきました。今回は商品を作ることの難しさだけでなく、対面でのコミュニケーションの重要性も学ぶことができました。

■大阪シーリング印刷の担当者の声

大阪シーリング印刷がサステナビリティ活動を推進するなかで、名古屋外大の学生さんが実現したいことと方向性が一致しました。途中で商品化の難しさに直面しながらも、皆さんがとても前向きなお気持ちで積極的に活動されている姿に頼もしさを感じていました。皆さんの努力によってプロジェクトが成功し、素敵な商品が完成しました。このプロジェクトに携われたことを光栄に思います。

■デザイン　～ポーチ～

ポーチのデザインは、インド産のコットンに合わせてインドをモチーフにしたインド象とガネーシャ(ヒンドゥー教の神)をさふらん生活園のアーティスト・しのさんに制作していただきました。

インド象

ガネーシャ

■デザイン　～ラッピング～

ラッピングに使用するシールとメッセージカードは、大阪シーリング印刷が担当しました。

■OSPグループは企業と福祉のつながりを応援します

OSPグループはサステナビリティに関する4つの方針として、①環境、②お客様、③社会・地域貢献、④人財活躍・育成を掲げています。本件はその中の「社会・地域貢献」の一環です。積極的にSDGs活動を行っており、これまでにも障がい児者総合福祉施設と社会のつながりを応援してきました。

■つなげるポーチ概要

• ・価格：3,500円(税込)

• ・種類：インド象、ガネーシャ

• ・サイズ：縦100㎜×巾135㎜×奥行5㎜

• ・仕様：カラビナ付き

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■大阪シーリング印刷 会社概要

• 社名：大阪シーリング印刷株式会社

• 所在地：大阪府大阪市天王寺区小橋町1-8

• 代表者：松口 正

• 創業：1927年

• 事業内容：シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージの製造・販売およびラベリングシステムの販売

• URL：https://www.osp.co.jp/